退行催眠についての説明


『どんな人でも日常的に催眠を体験している』


まず知っておいていただきたいことは、催眠というのは誰にでも起きる『心の現象』だということです。
日常生活の中でも人は知らないうちに催眠状態に入っています。決して特別なものではありません。

例えば多くの方は通勤や通学で電車を利用されていると思います。電車の揺れや車輪の音を聞いているうちにウトウトしてくるということはないですか?でもウトウトしている状態にありながらも自分の降りる駅が来るとちゃんと席を立って電車から降りられますね?

また本を読んでいたり音楽を聴いていたりしている時、気付いたらずい分長い時間が経っていて驚いたことはないですか?実はそれらも催眠状態なのです。

催眠とは、言葉・リズム・音・繰り返し等の“暗示によって意図的に”変性意識状態(トランス状態)に入っていく方法で、いわゆる『催眠状態』とはその意識状態にあることを指します。『心に意識を集中している状態』と言ってもいいでしょう。

変性意識(トランス状態)に意図的に入る方法としては催眠のほかに座禅やヨガ、気功等が挙げられますが、こちらは暗示を使うことはありません。

セッション中の催眠について少しお話しておこうと思います。よくセッション中にも「私は今本当に催眠状態に入っているんですか?」と確認する方がいます。

不安に思うのも無理はありません。それはあまりにも『普通の状態とまったく変わらない状態』であるからです。

催眠への誘導に当り、目は閉じていただきます(視覚を通じて入ってくる外部からの情報により、イメージに対する集中力が散漫になるのを防ぐ為です)が、違いはそれ位です。外の物音や誘導するセラピストの声も聞こえる、そして問いかけにも応答できる、当然意識もはっきりしている・・・「本当に自分は催眠状態に入っているの?」そう思うのが当然なくらい『普通』です。

催眠状態に入っているかどうかを自分自身で確かめるのは100%不可能だと思います。ヒプノセラピストである私でさえも、それは同様です。でも誘導している側から見ると、その方が催眠に入っているかどうかは一目瞭然です。呼吸がだんだんゆっくりになっていったり、眼球が瞼の裏でグリグリ動いたり、人によっては突然体から力が抜けてガクッとなったり・・・でも当のご本人は自分がそういう状態になっていることさえ気づいていません。

自分自身で実感できないから、セッション中やセッション後も「自分は催眠に入っていなかったのでは?」と疑うのです。

催眠とは決して特殊でも特別な状態でもありません。再三申し上げていますが、どんな人でも日常的に経験している『普通の状態』です。セッションを受けるにあたって、この点はよく理解しておいてください。



『催眠って怪しい世界のもの?−催眠の真実−』


またすべての催眠は催眠者(催眠を誘導する人)に誘導してもらいながら自分自身に暗示をかけて入っていくという、いわゆる『自己暗示による自己催眠』です。基本的にあなたが望まないことは絶対に起こりません。

なぜなら催眠が成立するには(あなたが催眠に入るには)催眠者の暗示を受け入れることに同意することが必要なのです。あなたがそれを受け入れることを望まない限りは成立しないのです。

よく『催眠にかけられた』『催眠にかかった』と表現されますが、本来の催眠の性質上『催眠に入る』と表現した方が適切でしょう。

催眠に入っている時はちゃんと意識もあり、周囲の物音や人の声も聞こえ、話すことはもちろん質問に答えることやそれに答えることを拒否することもできます。これは自分自身ですべて(意識や心)をコントロールしているためです。

テレビ番組でよくある催眠ショーのように、「催眠に入ると何か自分の秘密を無理矢理言わされるのではないか」「動物の鳴真似や変なことをいろいろやらされるのではないか」と心配される方がいらっしゃると思いますが、このような娯楽的な要素の強い催眠ショーで見られるような光景は、事前に催眠に入りやすそうな人を選び出して時間をかけた『仕込み』をする等ちゃんとトリックが用意されています。
そして何よりも“それを行っている人自身が望んでいるから”です。「テレビに出たい」「目立ちたい」
・・・あの光景の裏にはこのような事実が隠されているのです。

また現在欧米諸国において催眠は医学の分野でもその効果が認められ、治療法の一環として広く活用されています。日本国内でも大学等の研究機関を中心に心理学や精神医学、潜在意識の開発やリラクゼーションといった幅広い分野で広がりを見せています。催眠の持つ力や可能性は無限大なのです。

ヒプノセラピーで利用される催眠は、医学や教育の場で実践されている『臨床催眠』です。テレビのバラエティー番組でよく見られる娯楽を目的とした、いわゆる『催眠術』とは異なる性質のものです。



『ヒプノセラピーとは?』



催眠に入ることによって、普段表に出て活発に働いている顕在意識(通常の起きている状態、理性で考え行動している時の状態)を休ませ、過去世回帰やインナーチャイルド・サブ・パーソナリティー・ハイヤーセルフ・未来順行等のワークを通じ、通常の状態ではアクセスできない、無限の可能性を持つ無意識の部分である潜在意識へ直接働きかけていく方法です。現在抱えている様々な問題や悩み(仕事や人間関係等)の解決への糸口となったり、願望の実現や達成に大きな効果があります。

※過去世回帰・インナーチャイルド・サブ・パーソナリティー・ハイヤーセルフ・未来順行については
  次ページ「ヒプノセラピーの種類」の項目に説明があります。


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